Baudrons // オウサマの耳はロバの耳

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
    --:-- | Top

The Road of i-TURE

「12月から読書会を開催する」と先月食事会で発表された。 指定された本を読み、 月に一回集まってその本の感想を発表する、ということなのだ。 当初、社長の提案だから堅苦しい本を読ませるかなと思って、 正直言って気が食わなかった。 私はその本に愛情がないと読む気がない人間だから、 「指定」という言葉にかなり抵抗してた。 でも今回の本はかなり読みやすい。 堅苦しい内容でもなく、 「人生の大切なもの」をテーマにして書かれた物語である。 あるナイトが、人に「最高に素敵」と思わせるようとして、 終日かぶとを着っぱなしで、 人(別に助けなくてもいい人も含める)を助けに駆け付ける。 だんだん妻と子供でさえ彼の顔を覚えられなくなってしまい、 やがてある日、妻に文句を言われた。 「私のことを愛するならかぶとを外して頂戴」 警告を聞いたナイトは動揺し、 頑張ってかぶとを外そうとしたが、なぜかどうしても外せなかった。 妻はそれを言い訳にしか聞こえなくて、態度が冷めていく一方。 悩み込んだナイトは旅に出ようと決めた。 導いてくれる人はいなく、孤独を味わえながら、 丸腰状態で一つ一つの難関をクリアしたり、 恐怖の象徴である黒竜と戦ったりしてて、 本当の自分を悟った涙が、次第にかぶとを溶かしていった。 自分探しの旅、なのだ。 自分は一体何をしたいのか。 自分をしっかり見ながら生きてきたのか。 自分のために生きているのか。 殆どの人は幼い頃から、 「いい学校に入って、大企業に入って、立派な人になれ」と教育され、 先人の足跡を踏み、人生を送るのだ。 でもこれは「自分」の本当にやりたいことなのか。 人に「素敵」と思わせるため、 例え自分は認められなくても、他人は「凄い」と思われたら、嫌でもやる。 立派な肩書きをどんどん身につけたあげく、本当の自分を見失ってしまう。 こんな人生である。 それはどうも「自分のために生きる」でなく、 「他人の目を見ながら生きる」としか思わない。 人生は自分のもの。最初から最後まで付き合える人は自分しかいない。 なのに私たちは社会に入って現実を覚え、自分を捨てる、或いは、捨てようとする。 変化を恐れ、波のある人生に不安を抱え、 「こうしていいのだ」という安定感を追求するのが人の本能。 私も昔そういうような考えを持っていた。 他の人と違ったら焦ってしまい、「私っていけない…」と怖がっていた。 でも中学卒業寸前考えがパッと変われ、 (何が契機なのか忘れちゃった。几帳面過ぎて変態してしまったかも) 高校進学が主流の時代の中で、専門学校を選んだのだ。 親が「日本語塾へ行かせるから高校を選んで」と説得しようとしてた。が、動揺なし。 邪道勉強も加えて、当時の同期生より高度な日本語を身に付け、 親はまだ「大企業で通訳をやるのもいいね」と夢を見てた。 五年後、専門学校卒業。 「台北行きたい」と思い、親の目を盗んで台北の大学を目指した。 運がよく受かったけれど、父が固く反対して、大喧嘩した。暫く冷戦状態。 それでも台北に行った。 二年間のスパルタ教育を受ける中、やっぱしウェブデザインをやりたいと改めて感じ、 あっさりと日本語を捨て、ウェブデザイナーの職に着いた。 親の夢を次々と砕いて、不孝ばっかりしてる私。 ひょっとしたら反抗期が遅かった。 でも後悔はない。 もしも時間が戻ったら、間違いなく私は同じ道を選ぶだろう。 今まで凄いことをやった覚えはないが、 誇りに思うことはこれしかない。 いや、これでいいのだ。 自分のために選んだ道だもの。 波に打たれて、痛くてやめたい時もあるけれど、 冷静して今にいるところを眺めてみたら、 やっぱしここで変化を見てみよう、自分の変化も見てみよう、と決めた。 少なくとも今の自分は何をやってるか分かってるから。大丈夫。 将来はどうなるかな。どんな人間になるかな。 導いてくれる人はいなくても、進んでいってみるよ。 かぶとなんか要らない。心を持ってるから。
    23:13 | Trackback : 0 | Comment : 0 | Top
Comment







(編集・削除用)


管理者にだけ表示を許可
Trackback
http://baudrons.blog16.fc2.com/tb.php/383-213ea7af
プロフィール

みゅう

  • Author:みゅう
  • 大阪を愛する台湾人。
    現在東京にて奮闘中。

    天然ボケ。睡眠、美食、旅行大好き。
    特技は幽体離脱。
    生産性のあることは殆どできない。
    かなりの食いしん坊。
    好きな食べ物を見た瞬間目が光る。
    好きな人を苛める。嫌な人も苛める。
    小学生ではありません。
ブログ内検索
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。